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ボイスワープ自動切替システム

ボイスワープ自動切替システム

ボイスワープ自動切替システム「AUTOWARP」
株式会社ワイドテック

5,000件の電話転送操作を1時間以内で完了
国内で唯一の電話転送自動切替ソリューション

「ボイスワープ」とは、かかってきた電話をあらかじめ設定しておいた電話番号に転送するNTT固定電話のサービスだ。他のキャリアでも「着信転送サービス」(ソフトバンクテレコム・KDDI)の名称で同様のサービスがある。この転送申込操作を自動で行えるシステムが(株)ワイドテックが開発・提供する「AUTOWARP(オートワープ)」だ。音声ガイダンスに従うだけの転送操作に果たして自動化が必要なのか? こんな疑問を持って同社を訪問した。

株式会社ワイドテックUSER8s VOICE

便利な電話転送サービス。しかし大規模になると・・・

電話転送は、外出の際に自宅や事務所の電話着信を携帯に転送したり、営業時間終了時は夜間窓口の電話に集約転送するといった使い方で、個人から企業までさまざまな用途で使用されている。

転送の設定は、各キャリアの転送センターに電話をかけ、音声ガイダンスに従って、転送元電話番号や暗証番号をダイヤルし、転送の開始/停止/転送先変更をダイヤルで指定するだけだ。

操作は30秒ほどで完了する。ただし、それは1台の電話機の場合だ。企業で運用する何百・何千という数の電話機を転送させる場合でも、手動で電話機(回線)ごとに同じ操作を繰り返さなければならないのである。

そんな問題に頭を抱える企業があった。㈱ワイドテックの李 光一郎社長が話す。
「02年、客先であるNTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)様から、電話転送設定を自動化できないかとの話がありました。伺ったところ目に飛び込んできたのが、女性社員が紙の転送リストを見ながら電話機でひたすら転送設定を行っている光景でした。土日を前にした保守受付電話の転送設定です。

人の手を介するがゆえに操作ミスも多く、設定の予約もできないので転送切り替え直前でないと作業ができない。何とかしてあげたい。との思いで開発に取り組みました。」

李 光一郎 社長
人手による転送操作には限界が

転送表を片手に電話操作に苦闘する女性社員のためにも

(株)ワイドテックは2000年の設立以来、NTTグループ各社の大規模ネットワーク管理システムの開発・運用をはじめ、モバイルコンテンツのノウハウを蓄積、「自社ソフト開発」「ネットワーク保守」「ソリューションビジネス」を事業の柱に据える企業だ。

数あるCTI製品の中から、開発環境の容易性や音声認識の性能、サポートの手厚さなどの点でVOISTAGEが選ばれ、マルチメディアカードVS-402MCを使ったシステムが完成、納入を果たした。

「サーバー+VS-402MC1枚の構成ですが、転送対象となる電話機は1,000台(回線)におよびます。導入以降、エラーや誤操作もなく、高い評価をいただいています。」と、李社長は胸を張る。

予約日時になると、自動的にマルチメディアカードがNTT東/西日本のボイスワープセンタにアクセスし、転送対象の電話番号を順次転送先番号に切り替える操作を2回線並行して行う。転送件数を考えると、これを人が処理していたのだから、気の遠くなるような業務だ。「何とかしてあげたい。」との李社長の思いも理解できる。

人に代わって転送操作を自動化
転送設定画面では部署/回線(電話番号)ごとに詳細な設定が簡単に行える

「AUTO WARP」としてパッケージ販売をスタート

(「その後、07年にパッケージシステムが完成。NTTコム『Arcstarダイレクト』に対応していたシステムをより汎用的なNTT仕様に手直し、CTI処理をVOISTAGEマルチメディアボックスVS-411MBに替えたうえで、『AUTOWARP』として販売をスタートさせることができました。」(李社長)

そして08年1月に国内大手金融機関からの依頼が舞い込んだ。緊急時に全国にある電話を一定時間内で専用の窓口に切り替えるというもの。対象となる転送件数は5,000件、それを1時間以内で完了させるという条件だった。

転送操作に関わる時間は1件あたり約30秒なので、1時間で処理できるキャパは1回線あたり120件となる。5,000件の処理には48回線が必要となる計算だ。4回線対応のマルチメディアボックスを12台使用した大規模なシステム構成となった。

「2ヶ月後には無事に納入することができました。以降、ノントラブルで運用しています。これも蓄積したノウハウとパッケージシステムだからできたことです。USB接続で簡単にシステム構築が行えるマルチメディアボックスもこのパッケージには不可欠です。」と、評価する李社長。

転送実行結果が一覧できる転送現状紹介画面
USB接続でシステムの構築や変更が容易なマルチメディアボックス
システム概念図(納品実績例)

 

国内唯一の電話転送自動切替ソリューション

AUTOWARPには現在、10数件の引き合いが寄せられており、対応に忙しい。分野は、コールセンターや各種電話受付業務などでの利用が多い。

今後は、ひかり電話やソフトバンクテレコム「おとくライン」、KDDI「メタルプラス」など、他のキャリア・回線にも対応すべく順次開発を進めている。また、携帯やメール等外部からのアクセスにも対応、小規模回線向けASP/SaaS方式での提供も予定している。

パッケージ価格は、VS-411MB(4回線)とAUTOWARPソフトウェア・マニュアルをセットした標準構成で126万円、年間保守費21万円(ともに税込)。実際はこのセットにサーバーをプラスし、予備待機系含め最低2系統の構成を検討されている先がほとんどのようだ。

国内では同種のシステムは見当たらず、現在のところAUTOWARPが唯一のパッケージであるとのこと。〈br />「こんなソリューションが存在すること自体気付かないお客様が多い。このアドバンテージを活かし、積極的に提案していきたい。」と、李社長は意気込みを語ってくれた。

マルチメディアボックスを手に語る李社長
ラックで運用されるマルチメディアボックス

BCP(事業継続計画)の強化にも

災害や事故など緊急の際にも、復旧の時間をいかに短縮し事業を継続させることができるかを示す「BCP(business continuity plan)」能力が、今ほど企業や行政に問われている時はない。

今回ご紹介した導入事例は、ルーティーンな電話窓口切り替えのケースだが、短時間かつ確実に転送処理をこなすAUTOWARPは、緊急時にも威力を発揮し、危機管理面でも一種の保険的な役割を果たす。

同じVOISTAGEパッケージシステムの「一斉急報システム」とともに、予期できぬ時代におけるBCPを強化する、重要なソリューションとして位置づけられるのではないだろうか。

万一の際の危機管理の仕組みが企業には求められている

株式会社ワイドテック

〒136-0071 東京都江東区亀戸 2-36-12 エスプリ亀戸ビル 5F
TEL:03-5628-6450 FAX:03-5628-6451
URL:http://www.widetec.com E-mail:autowarp@widetec.com

※「AUTOWARP」は株式会社ワイドテックの商標です。

 

ご注意

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