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ウィズシステム

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ウィズシステム      株式会社ウィズコム

ケイタイから目的のURLを簡単にゲット
モバイルネットの利便性を高める新しいインターフェース登場

すでに6,000万台を突破し、2人に1人が持つ、もはや国民的端末といえる携帯電話。なかでもiモード等インターネット接続可能な端末はその過半数にのぼる。コンパクトさとは引き換えに、URLを入力する場合など、パソコン(キーボード)に較べて決定的に不便だ。ケイタイメールのカナ入力に慣れたモバイラーでも、アルファベットとなるとまた別だ。サイトを開設する側としても、URLをいくらPRしても、ダイレクトなアクセスは期待薄。今秋、そんなサイトの提供者と利用者双方のニーズをつなぐインターフェース「ウィズシステム」が登場した。その秘密は、携帯電話本来の機能である電話(CTI)を使うことだった。

USER8s VOICE

自身の煩わしさをビジネスの発想に

「私自身、ケイタイでのアドレス入力が苦手で、目的のURLを離れた友人に打ってもらい、メールで送られてきたURLをクリックしてサイトを見ていたんです。そこで、その友人の行為をサービスとして事業化できないかと考えたのが始まりです。」と、当システムを提供する、(株)ウィズコムの浅田正之社長は切り出した。

これは本来、番号をプッシュするだけの電話のボタンに、無理やり文字を入力する機能を持たせたことによるものだが、その煩わしさは、ほとんどの人が感じているはずだ。

ウィズシステムの仕組みはこうだ。利用者はネット接続が可能なケイタイで目的サイトの専用電話番号に電話をかけると、ウィズコムのサーバーがサイトのURLを添付したメールを利用者に返信。あとは、1クリックすればサイトを見ることができる。VOISTAGEは、電話受信時の音声応答処理を受け持つ。

「言ってしまえば、実に簡単な仕組みですが、サイト提供者にとっては、電話番号を伝えるだけでいいので、トップメニューから辿っていく方法やURLを連呼する必要ありません。サイトを見るために一旦、電話をかけることは回り道のイメージがありますが、URLを入力する煩わしさから解放される利用者側のメリットも大きい。」と浅田社長は力説する。

初回時に、自分のメールアドレスがサーバーに登録されると、以降ウィズシステムを採用した他のサイトへは、各サイトが用意する番号に電話をかけるだけで、折り返しURLが送られてくる。

浅田社長
煩わしいURL入力

CTIがサポートする新方式の音声ボタン入力

このシステムは、初回時のみ自分のメールアドレスの登録が必要となる。端末の電話番号をアドレスにしている場合は、アドレスをあらためて入力する必要はない。

ただ、最近の迷惑メール対策に、アドレスを変更している場合は、簡単な3文字(後述、JALPAKの場合は「W11」)を宛先に、端末の電話番号をタイトルに入力してメール送信すると、アドレス登録完了のメールが届く。電話でアクセスした場合には、アドレスの打ち込みが必要となるが、この場合にも、簡単な入力方法が用意されている。これもVOISTAGEの音声応答がサポートする。

「a」の入力の場合は、「2」をプッシュすると、そのボタンに該当する英・数字「a」「b」「c」「2」のいずれかを自動音声で聞いてくる。「a」はそこで「1」をプッシュするとOKだ。英・数切替えやボタンを何度も押しつづける必要もない。対話型のインターフェースにより、ボタン操作が苦手な人や目の不自由な人にもやさしい。復唱もされるので確実だ。浅田社長によれば、通常方式のURLの誤入力は15~20%にものぼるという。

なおシステムは、iモードのほか、auやJスカイ等、他のキャリアでも利用でき、iモードの場合はシークレットコードにも対応する。さらにコンテンツのオープン化が進むLモードにも対応するなど拡張性に富む。
ウィズシステムやこの音声ボタン入力方式については、ビジネス特許も出願し、登録が待たれる。

操作フロー

導入第1号はJALPAK

浅田社長は、2000年、基本構想が固まった段階で会社(ウィズコム)を設立。自社内でシステムの開発を開始した。開発と並行して、企業への採用の働きかけをおこない、JALPAKが導入第1号となった。同社は、iモードからのトラベルサイトへのアクセスを「モバイルプラス」のサービス名で提供する。アクセスは9月のサービススタート以来、滑り出しも上々のようである。

大手の就職情報会社や広告代理店、家電メーカー等でも採用の方向で、来春以降サービスが本格的に稼動する見込みだ。これらの企業は、浅田社長自らが飛び込み営業で獲得してきたというのだから驚く。

活用シーンは幅広い。情報提供サイトへのアクセス促進はもとより、各種キャンペーンや通販サイトでの応募や商品注文、市場リサーチの手段としても最適だ。告知は電話番号だけで済むので、ラジオ広告や瞬間的なTV-CFにもマッチする。

特に物販の場合などは、携帯電話が発注入力端末、システムが24時間無人コールセンターへの入口の役目を果たすので市場性は有望だ。
採用企業が増えれば、共通の代表番号で受け、振り分けた企業番号をボタン指定してもらうなどのポータル化も考えられ、数多くの引き合いに対し、同社では現在、横断的なシステムのインフラ整備に追われている。

「モバイルプラス」の名でJALPAKがサービススタート
システムの一部(DBサーバーとIVR 3台)

アクセス時のハードルをより低く

URLを打つことなく、サイトを見る方法は、他でもある。
1つは、携帯電話に接続する専用バーコードリーダだ。入力は簡単だが、外部接続機器が必要で、モバイル特性をスポイルする。もう1つは、インターネットナンバーの利用だ。

URLの替わりに数桁の番号を入力するだけだが、利用には一旦、同サービスのサイトを経由する必要がある。その点、「ウィズシステムは、特別な機器も不要で、ダイレクトに目的のサイトに飛ぶことができるなど、アドバンテージは大きい。」と浅田社長。

本来ならば、キャリアがこういったサービスを提供するべきなのかもしれないが、各社ごとに方法が異なっては、かえってサイト提供者や利用者の混乱を招くことにもなりかねない。一方、サイトを開設する企業側としても、自社への顧客囲い込みを意識しすぎて、アクセス時に会員登録を促し、いきなり氏名や住所などの入力を求めるケースが多い。単に顧客データを集めることが目的ならば利用者にとって迷惑な話である。

同社では、「ケイタイのサイトは情報提供がメインで、利用者の氏名等の登録までは不要ではないか。それよりも、アクセス時のハードルをより低くする努力が必要。」と説く。

同システムは、利用者の電話番号とアドレスの「紐付け」ができるので、活用も容易だ。さらに、前述のビジネス特許が取得できれば、実質的なデファクト化が実現するだけでなく、同特許は国際レベルなので、漢字を使用するアジア圏にも活躍の場が広がる可能性も秘めている。

 

アドレスの"今風"事情

今回のレポートは、自社内開発・提供のシステムのため、「VENDER’S EYE」のコーナーはないが、最後に音声認識機能の導入を聞いてみた。自分のアドレスを受話器に向かって発声することで登録できればさらに便利になるのでは、と思ったからだ。

事実、同社でも検証を行ったとのことだが、技術的な問題とは別に、利用者の事情で採用は見送られた。それは、リサーチの結果、人前で声に出して伝えるには恥ずかしいアドレスを設定している若いユーザーが多いということが判明したのだそうだ。

周りの人に盗み聞きされるセキュリティ面はともかく、人目(耳)にはばかるアドレスとは、どんなアドレスなのか? その先は聞いていない。

JALPAK モバイルプラス (iモードから簡単に同社のトラベルサイト「etravel」にアクセスできます)

メールアドレスが電話番号と同じ場合

#9939に電話すると、その携帯電話に「etravel」のURLを添付したメールが届きます。あとはクリックするだけ。メールアドレスを変更している場合でも、簡単な入力方法が用意されています。

メールアドレスを変更されている場合

宛先に「W11」、タイトルに「ご利用の携帯電話番号」を入力しメール送信すると、アドレス登録完了のメールが届きます。

株式会社ウィズコム

〒107-0061 東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル3F(CTCテクノロジー株式会社内)
TEL:03-5772-4588    E-mail:masayuki@mpc.ne.jp

 

ご注意

本レポートに記載された内容は掲載時点のものであり、システムの内容、社名 やご担 当者様の所属、連絡先などの情報について、閲覧される時点では変更されてい る可能 性があることを、あらかじめご了承ください。
なお、本レポートは情報提供のみを目的としており、弊社は明示的また は暗示的を問わず、内容にいかなる保証も与えるものではありません。