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Web-FAXシステム

Web-FAXシステム
三重県・飯高町

全庁ぐるみの運用を視野に、
ホームページとFAX情報サービスが融合


ほとんどの自治体がホームページを開設し、住民へのFAX情報サービスをおこなっている市町村も多い。情報の命はその精度と鮮度にある。しかし、コンテンツの登録・更新等、情報の管理運用面で頭を抱える自治体も多いと聞く。情報更新には、担当部署の理解や協力、HTMLの知識や経験が不可欠で、時間的負担も強いることになる。それらの問題を解決するソリューションが、「Web-FAXシステム」。各部署の担当職員が、ホームページとFAX情報双方のコンテンツを1回の操作で簡単に登録できるシステムだ。全国でいち早く導入し運用を開始した、三重県・飯高町の事例をレポートする。
 


 
 
●コンテンツの管理は情報元の部署で

■野呂主任
三重県中南部に位置する飯高町は、三方を山で囲まれ、旧伊勢街道の国道が町を横断する、自然と歴史豊かな町だ。人口約6,000人・2,000世帯のこの町が、今年2月郵政省の「地域インターネット導入促進事業」の補助対象自治体に選定された。その申請にかかわり、当システム導入・運用の窓口役としても活躍する人が、総務企画課の野呂隆生主任だ。

「町が発信するさまざまな情報を、できる限り多くの住民の方に見てほしい。それにはインターネットだけでは役不足、FAX情報サービスも、と考えました。その際に問題になるのが、情報メニューの更新です。基本的に、コンテンツは情報元の部署で責任もって管理してほしい。そこで、パソコンに不慣れな職員でも簡単にコンテンツの登録・更新ができ、かつ、双方の情報を連動して運用できるシステムの提案を業者に投げかけました。」と、経緯を話してくれた。

4社から提案がなされ、採用となった企業が、VOISTAGEパートナーの(株)CTI情報センターの協力を得た、伊勢市に本社を置くSI会社、(株)アイ・シー・エスだった。性能や機能性、コスト性が総合的に評価されての採用だった。

■飯高町役場
●ワープロ感覚で入力、HTMLの知識は不要

■登録画面
コンテンツの登録は、いたって簡単。登録フォームに分類コード(FAXサービスのBOX番号)、タイトル、本文を入力し、必要な機能を選択の後、送信ボタンをクリックするだけだ。ホームページの掲示板の記入フォームに似たイメージだ。

HTMLの知識がなくとも、テキスト入力がベースなのでワープロ感覚で登録でき、画面操作もシンプルで扱いやすそうだ。

写真やイラスト、図表などの画像も1点添付でき、画像の有無2タイプのレイアウトがあらかじめ決められている。といえば画一的なイメージだが、タイトルや本文のフォント色、背景色や柄は細かく選択でき、情報メニューの分類ごとに変化がつけられる。
FAXで取り出した情報はクリアで、1つの情報が1ページ単位にまとめられ、非常に見やすい。
 

■ホームページ画面(左)とFAXで取り出した情報
従来の自治体FAX情報は、部署ごとに、しかもFAXによる登録のためか、レイアウトが不揃いで、画質も粗いものが多かった。
また、掲示期間が任意に設定できるので、期間限定情報も計画的に作成でき、不要な情報を消し忘れることもなくなる。

Web-FAXシステムは、入力操作の簡素化を図ったシステムで、統一性あるレイアウトが特徴だ。よって、ページの性格や目的に応じ、使い分けが必要のようだ。飯高町の場合も、ホームページのすべてのコンテンツとこのシステムが連動しているというわけではない。デザインやイメージを訴求する自由度の高いページと、くらしの情報を体系的に説明するページに分けたなかで、後者が連動するページになる。

●あとは、内外からの評価を待つ
現在、庁内にはLANが導入され、50台の端末が各部署に配置されている。コンテンツの各部署での管理には最適な環境だ。ただ、ホームページとともに、システムも11月にスタートしたばかりで、更新登録はまだ発生していないが、職員の関心は高いようだ。前述の補助対象となった県下の他の5町村も、飯高町のインターネット-FAXサービス事業には関心を寄せているとのことだ。

「この操作性なら戸惑いもなく、すぐに慣れてもらえると思います。」と、野呂主任も自信をのぞかせるとともに、発信情報を全庁で役割分担しながら運用していくことの必要性を訴える。

行政業務の効率化が叫ばれる一方で、高品質できめ細かな住民サービスも求められている。このシステムは、それらのニーズを、うまくバランスをとりながら実現していくソリューションだ。

「今は、内外からの評価を待つ段階です。」と、これからに期待する野呂主任。できれば、1年後に再度訪れ、システムを管理する側としての職員の声や、サービスを利用する側としての住民の声も聞きたい。そのときには、野呂主任のさわやかな笑顔をもう1度見てみたい。

■システムサーバー(机上)、
下はインターネットサーバー


■サービス概念図
 
●飯高町ホームページ
「いいたか ライフネット」
URL:http://www.town.iitaka.mie.jp

●FAX情報提供サービス
FAX:05984-6-7511
飯高町 総務企画課
〒515-1592 三重県飯南郡飯高町宮前180
TEL:05984-6-1111
E-mail:info@town.iitaka.mie.jp


株式会社CTI情報センター
代表取締役
武田 俊輔
TEL:03-3570-5377
FAX:03-5531-0165
URL:http://www.cti-info.co.jp
E-mail:service@cti-info.co.jp


●機能をさらに充実させ、出展へ
1,000回線規模のマルチコールセンターからスタンドアロンのCTIシステムまで、さらにアウトソーシングからインターネットサーバーのレンタルまで幅広く手がけるCTI情報センターは、設立2年とは思えない実績を誇る。

「一般に、CTI専門のSI会社はインターネットとのインターフェースに弱い。私たちはその部分を、インフラを含め自前でサポートできます。開発納期やコスト面でも負けません。」と、同社の武田社長は言い切る。

その武田社長が取り組むテーマの一つが、Web-FAXシステムの機能拡張化だ。
入力した情報の送信先が任意に指定できる同報機能をプラスし、「WEB-FAXコミュニケーションシステム」として、2001年2月のNET&COM21 VOISTAGEブースに出展する予定だ。

この機能の追加で、簡単な入力操作で登録された情報を、指定する先、例えば社内の担当部署や支店のメンバーだけに送ることができる。閲覧者限定・期間限定情報の発信に最適だ。もちろん、相手先ごとの受信手段(メール・FAX)の設定も可能。これまでの、テキストベースのメール通信に比べ、簡単に写真や図表も挿入でき表現力も豊か。統一されたフォームなのでドキュメントも効率的だ。

Web-FAXシステムは、行政サービスから社内情報ネットワーク、各種情報サービスまで、広範囲な分野に適応していく、進化するソリューションの基本形かもしれない。
 
NET&COM21関連情報
●NET&COM21公式ホームページhttp://expo.nikkeibp.co.jp/netcom21
※2001年2月7~9日、於・幕張メッセ
※VOISTAGEは、15社のパートナー企業とともに出展します。

 

ご注意

本レポートに記載された内容は掲載時点のものであり、システムの内容、社名やご担 当者様の所属、連絡先などの情報について、閲覧される時点では変更されている可能 性があることを、あらかじめご了承ください。
なお、本レポートは情報提供のみを目的としており、弊社は明示的また は暗示的を問わず、内容にいかなる保証も与えるものではありません。