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FAX・インターネット統合情報サービス

FAX・インターネット統合情報サービス
クイズ同好会チャンス

1つの情報がホームページで、FAXで
ユーザーの幅を拡げ、運用の一元化を果たすシステム


家庭における3大IT関連機器といわれる、ワープロ・パソコン・FAX。なかでも、年々減少するワープロとは逆に、パソコン(99年の所有率37.7%、郵政省調査)とFAX(同34.2%)は増加を続けている。これら2つの通信端末が提供する情報の一元的な運用を可能にした「FAX・インターネット統合情報サービス」を株式会社アイ・ティー・ティーが開発・提供している。1つのコンテンツをFAXとインターネット双方から取り出すことができるこのシステムを、懸賞情報のサークル「クイズ同好会チャンス」が会員サービスに利用している。今回は、このシステムを、懸賞人気の実態を織り交ぜながらレポートする。
 


 
●国内で最古、最大・全国区の懸賞同好会
たった50円で買えるハガキ1枚の夢。このロマンに魅せられた懸賞マニアが、趣味が高じて、自ら懸賞情報サークルを結成した。「クイズ同好会チャンス」を主宰する大谷嘉子さんだ。20年前に設立されたこの会、懸賞情報サークルとしては国内では最も古く、最大規模(会員約2,000名)で、すべての都道府県に会員をもつ全国区のサークルだ。多くのマスコミにも取り上げられる話題のサークルでもある。

97年の景品法の改正で、オープン懸賞の上限がそれまでの100万円から1,000万円に大幅に緩和され、懸賞人口が急増した。同会が「FAX・インターネット統合情報サービス」を導入したのもその年だ。大谷さんは語る。「情報サークルにとって、情報の内容、とりわけその鮮度は命です。当会では、会員に懸賞情報誌「月刊チャンス」を送付していますが、印刷や発送で手元に届くには10日間くらい必要です。かといって懸賞締切は待ってはくれません。そこで、1日でも早く見たいという会員のために、FAXとインターネットで月刊チャンスに掲載する最新の懸賞情報が取り出せるサービスをスタートさせました。ホームページ上に会員専用ページを設け、現在600名の会員にFAXからのアクセス(BOX)番号を公開しています。」

※オープン懸賞:商品の購買に関わらず、誰でも応募できる懸賞。

■クイズ同好会チャンス代表・大谷さん

●懸賞情報のルツボ、月刊チャンス

■月刊チャンス
8月号で第92回を迎える月刊チャンスには、毎号約100本のオープン懸賞情報が掲載されている。その情報源は、大谷さん自らが探したり、スポンサー企業からの情報提供のほか、全国の会員から寄せられる情報も多い。そのため、地域のマイナーな掘り出し情報もある。

クイズの場合は、親切(?)なことに、すべてその答えも掲載されている。会員からの声を紹介する「ボイスエクスプレス」のコーナーでは、どうすれば当たるか、といったノウハウ紹介や当選賞品の交換情報などが掲載されている。また、海外旅行や車など、高額な月間の戦果(当選賞品)を報告したハガキも紹介され、いやが上にも「その気」にさせる内容だ。

入会するには、年会費として3,600円を郵便振替で送金するだけ。営利を目的としない会だけあって、入会金もなく、会費は月刊チャンス発行に要する実費程度だ。
 

■掲載情報の一例(10月15日消印有効の懸賞

●主婦の心をつかむサービス
会員は女性が6割を占め、平均28才、主婦が多い。本業が主婦である大谷さんにも、主婦の心理や環境はよく分かる。「インターネットが普及しているとはいえ、主婦が扱える機器はやはり電話やFAXが主役。家庭のFAXから、誰でも気軽に音声メッセージにしたがって最新情報が取り出せ、インターネットからもアクセスが可能な『FAX・インターネット統合情報サービス』は、幅広い会員を抱える当会にはぴったりです。また、情報の更新登録にも、FAXやパソコンから簡単に行え、相互に情報が自動変換されるので、運用の手間も省ける。まさに、ユーザーフレンドリーなシステムです。」と大谷さん。

同会からの情報の登録には、データベースソフトAccessで作成したデータを直接FAXモデムを介して送信するので、取り出された情報も非常にクリアで見やすい。
 

■アイ・ティー・ティーにあるシステムサーバー

■サービス概念図

●当たるも八卦、当たらぬも八卦。そこで懸賞八か条
信じられないことだが、会員の中には、過去19回も海外旅行に当選した強運の持ち主もいるとのこと。この場合、もはや「運」だけで片付けられるものではなく、何かテクニックがあるのではと思いたくもなる。

そこで最後に、同会が懸賞ファンに贈る「懸賞に当たるコツ八か条」を紹介しよう。
一、懸賞の王道は、とにかく多くの懸賞情報を集め、数多く出す。
一、イラストやマーカーを多用して、目立たせる。
一、誉め言葉だけでなく、批判などの辛口コメントを誠意をもって書き添える。
一、何枚も出す場合は、投函場所や時間をずらす。
一、締切が数回ある場合は、早い方の締切で出す。
一、必要事項は、決して書き忘れない。
一、宛名に御中を忘れない。できるだけ手書きで丁寧に。
一、目立たない懸賞(マイナー懸賞)を狙う。視聴率の低い番組や売れていない雑誌など。
 
●クイズ同好会チャンス
〒433-8103 浜松市豊岡町22-19
URL:http://www.orange.ne.jp/~chance/
E-mail:chance@orange.ne.jp
FAXBOX(入会案内):053-466-2000(BOXNO.1010001)


株式会社アイ・ティー・ティー
開発部 開発二課
小野田 修
TEL:053-465-3111
URL:http://www.itt.co.jp
E-mail:staff@orange.ne .jp
(FAX・インターネット統合情報サービス)
URL:http://fax.orange.ne.jp


●開発環境、ダイヤル認識、そしてコスト
「FAX・インターネット統合情報サービス」は、同じ浜松市にある(株)アイ・ティー・ティーが開発、システム共同利用の形で、クイズ同好会チャンス含め現在7社(団体)に提供している。小売店の販促情報や通信販売、スポーツ施設や協会のイベント情報、釣り船の釣果情報など、利用分野や提供情報はさまざまだ。いずれも、導入や運用に手間やコストがかからず、速報性が求められる用途に利用されているといえる。

同社は、産業用ロボットの制御システムや装置開発のほか、95年からは「オレンジネット」の名称でプロバイダー事業も開始、97年にスタートしたこのサービスもオレンジネット事業部が運用している。

開発者である小野田さんに話を伺った。「VOISTAGEは、音声応答とFAX処理にマルチメディアカードVS-401MCを使用しています。充実した開発環境、ダイヤル認識機能、そしてコスト。この3要素が導入の決め手となりました。」事実、専用GUI開発ツール『StageWriter』を使って、小野田さんは3~4日でシステムを組み上げたそうだ。

今後の展開として、「昨年あたりから登場した家庭用カラーFAXにも対応したサービスを開発したい」と意気込む小野田さん。ホームページのカラフルな画像が、カラーFAXからも取り出せる日も近いかもしれない。
 
マルチメディアカードVS401MC・Stage Writer関連情報
●VOISTAGEホームページ

 

ご注意

本レポートに記載された内容は掲載時点のものであり、システムの内容、社名やご担 当者様の所属、連絡先などの情報について、閲覧される時点では変更されている可能 性があることを、あらかじめご了承ください。
なお、本レポートは情報提供のみを目的としており、弊社は明示的また は暗示的を問わず、内容にいかなる保証も与えるものではありません。