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スーパー派遣ネットダイヤル

スーパー派遣ネットダイヤル
ビスコ株式会社

国内最大の派遣情報サイトにCTIシステムが追加
法改正を控え、激動する人材派遣市場


経済環境の悪化とともに、終身雇用制が崩壊し、業務のアウトソーシング化・人材の流動化が進む中、人材派遣にかかわるマーケットは活況だ。しかも法改正を控え、市場規模も大きく拡大することが予測されている。ビスコ(株)は、4年前より、ネット上で派遣情報を提供する「派遣ネット(R)」を開発・提供してきたが、9月からはVOISTAGEによる、電話・FAXを使った新たなCTIシステムを追加、「スーパー派遣ネットダイヤル」としてサービスを開始した。派遣のシーンを大きく変える可能性を秘めた注目のシステムだ。
 
 
 
 
●86万人のニーズ、情報の「活き」の良さ
現在の派遣労働者数は約86万人、前年比18%増(99年労働省発表)。派遣対象業務の撤廃(現在はコンピュータ関連技術者やOA事務等を中心とした26業務)、派遣期間の制限を内容とする、「労働者派遣法」の年内改正が予想され、ますます雇用環境の流動化・激化が加速すると言われている。

そのような中、スタッフ(求職者・派遣登録会員)が派遣会社や派遣先を選ぶ際に利用する主な媒体は、就職・派遣情報誌だ。しかし、雑誌媒体の宿命として「情報の鮮度」に大きなハンディをもつ。編集・印刷・流通に要する約4日間のタイムラグがあり、また雑誌の購入日が発刊日とは限らない。

派遣開始希望日が「即日」、定員が「若干名」の場合が多く、紙面スペースの都合で掲載量にも限りがあり、刻々と変動する派遣情報にリアルタイムに対応することは派遣会社・スタッフともに不可能だ。さらに、派遣会社としては費用の問題も大きい。ある調査によれば、派遣会社上位50社の雑誌・新聞媒体広告費は平均で1社あたり月間800万円という数字も示されている。

●10万件の経験からマルチメディア型サービスへ

				  ■ビスコ(株)谷口さん・渡辺さん
そこでオンラインによる情報提供サービスが考えられるが、ビスコ(株)では95年7月から、ネット・PC通信・電話・FAXによる情報提供サービスを開始、この「派遣ネット」というサービスは、現在までに契約派遣会社100社、累積10万件のアクセス、常時3,000件の情報提供を行なう国内最大の実績を持つまでになった。 「しかし当初は音声処理の技術が未熟で、事前にマスター登録できる情報(社名や地名、時給、代表職種などの定型化可能な情報)は録音音声でクリアできるが、1社ごとに異なる個別の詳細情報(仕事の具体的な内容等)まで自動生成して提供することはできず、電話・FAXによるサービスは決して満足できるものではありませんでした。」と当時を振り返るのは、派遣ネット事業部・谷口さん。 そこで(株)ベルシステム研究所に相談し、同社からの提案でVOISTAGEによる本格的なCTIシステムを導入することとなった。ビスコ(株)・土田社長は、「他3社のCTI技術を比較検討したが、性能面・コスト面・信頼性等、総合的に判断しVOISTAGEに決定した。」と語る。自在な音声合成機能、そして新たに予約・申込機能も連動させることができ、インタラクティブ・複合媒体による、文字通り「マルチメディア型」情報提供サービスが完成、この9月から運用を開始した。 CTIシステムを組みこむことで、爆発的な増加を続ける携帯電話や、パソコンに迫る家庭内普及率をみせるFAX機も端末として取り込むことができ、情報提供の間口が一気に広がる。前述の法改正による職種撤廃で、パソコンに不慣れな一般求職者への大きな受け皿ともなり得る。なお、携帯電話用には、♯8692(ハロー求人)の専用ダイヤル(DoCoMo・IDO)も取得した。

●派遣のシーンを変えるサービスの形態
派遣会社に提供するサービスの形態は3種類用意されている。まず1つは、ビスコ(株)内にあるセンター(CTIサーバー・運用システム)を共同利用する形態。派遣情報は、決められた手順で簡単に登録・更新することができ、アクセスの告知も独自で行なう必要がなく低コストで運用が可能。第2は、センターのサーバーを利用するが、独自のダイヤルやサービス名が設定でき、情報メニューもきめ細かく選択できる形態。そして第3は、システム一式を自社サーバーで運用する形態。さまざまなオプションプログラムの追加や社内システムへの連携が可能だ。 利用者は、電話をかけ、職種とエリアを順にダイヤル操作するだけで、該当する派遣情報が音声あるいはFAXで提供される。希望する求人情報があれば、音声・FAXで予約申込ができ、その場で派遣会社に直接電話もつながる。なお、センターに届いた予約申込情報は、即座に派遣会社にEメール送信されるなど、すべてのシーンで即時性を追求したシステムといえる。 CTIシステムを追加することによるマルチメディア化は、一方では運用側である派遣会社にとってメンテナンスの煩雑さにもつながる。この点「派遣ネット」は、日々変化する派遣情報を1度の操作で複数の媒体に入力できる、メディアの一元的運用を実現した。アクセス状況も各種統計情報としてリアルタイムに取り出せ、業務効率と出稿の精度向上に大きく貢献する。
■システム概念図 ■FAXで取り出した派遣情報

●より効率的に、そしてより広域的に
今後の課題としては、申込者氏名の一元処理だ。システム開発部・渡辺さんは、「現在は、ネットからは申込者自身が入力した文字情報(テキスト)、電話からは音声情報(録音)で入手していますが、派遣会社からの要望もあり、後者を音声認識により、実用的なレベルで自動テキスト変換できるシステム(詳、後述)を検討中です。」と話す。 もうひとつは、関西エリアへの拡大だ。土田社長によれば、「そのためには、同地でのアクセスポイント設定の必要があり、遅くとも来年3月には東京・大阪間に専用線を確保し、サービスを開始したい。」としている。 CTI技術を加え、より効率的・広域的にも熟成を加える「派遣ネット」。激動する人材派遣市場のなかで、本当の勝負はこれからだ。 ■ビスコ(株)内センター
  ●ビスコ株式会社 〒102‐0083 東京都千代田区麹町5-7 秀和紀尾井町TBRビル1114号 TEL:03-3237-7700(代) 担当:派遣ネット事業部 E-mail:bisco@haken.or.jp 派遣ネットURL:http://www.haken.or.jp/

INFORMATION CTIダイヤルの共通ロゴマークの提案
ビスコ(株)では、CTI(24時間・自動応答)サービスの電話番号表示用に専用のロゴマークを制作した。浸透したフリーダイヤル(0120)同様、一目でCTIサービスであることを表示し、CTIの普及、利用の促進につながるとしている。同社では、自社のCTIサービスに使用するとともに、他社にも広く表示を呼びかけている。使用は無料で、清刷が用意されている。お問い合わせは、ビスコ(株)まで。

株式会社ベルシステム研究所
代表取締役 金子忠司
TEL:03-5820-1733
URL:http://www.bell-net.co.jp
E-mail:bell@bell -net.co.jp

「『スーパー派遣ネットダイヤル』については、ビスコ(株)から示されるニーズや要件に対し、VOISTAGEを使用した最適なソリューションの提供・プログラムの担当を行なう、共同開発のスタンスで臨みました。」と語るのは、(株)ベルシステム研究所・金子社長。今後の課題としては、氏名の音声認識と、音声合成ガイダンスの一層のブラッシュアップが挙げられるという。


氏名の音声認識については、実用性を高めるシステムが完成した。問題となる、発声不明瞭で認識できない氏名(全体の3割程度と予測)については、録音音声の状態で一旦相手に確認し、後刻その音声をオペレーターが判読し氏名に打ちかえるというもの。これは、認識率の性能自体を高めるという発想ではなく、人間の耳により氏名認識を補うことにより実用レベルを達成する手法で、不特定話者による無限ともいえる氏名の認識に低コストで対応できるとしている。この技術は、来年2月に「東京・若洲ゴルフリンクス(パブリック)」の予約システムに採用され、「スーパー派遣ネットダイヤル」にも導入予定だ。

音声合成については、「VOISTAGEの新マルチメディアカードVS-402MC(PCI版)が、極めて自然な音声合成の性能をもっており、来春をめどに換装が計画されている。」(金子社長)とのことだ。
ビスコ(株)・土田社長とは、以前の会社で同僚の関係だそうで、2人の良きパートナーシップは、これからのCTI市場にも、常に新たな刺激を与えつづけることだろう。

■ゴルフ場予約システム

音声認識関連情報
●VOISTAGEインフォメーションダイヤル(音声認識・音声合成等のデモを24時間サービスしています)
TEL:0120-00-5062
●VOISTAGEホームページ(新マルチメディアカードVS-402MCの概要をご紹介しています)
http://www.voistage.com/
 

ご注意

本レポートに記載された内容は掲載時点のものであり、システムの内容、社名やご担 当者様の所属、連絡先などの情報について、閲覧される時点では変更されている可能 性があることを、あらかじめご了承ください。
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