Q001:それぞれの故障通報装置の違いは?
A001:VS-101LMとVS-801LM/802LM/803LMの大きな違いは監視できる回線数です。1台あたりVS-101LMは1回線、VS-801LM/802LM/803LMは8回線の監視が可能です。
また、VS-101LM/801LM/803LMはアナログ回線対応ですが、VS-802LMはINS64回線対応となってます。
機 能 |
VS-101LM |
VS-801LM |
VS-802LM |
VS-803LM |
接続回線数 |
1 |
8 |
4(8ch) |
8 |
回線種別 |
アナログ |
アナログ |
INS64 |
アナログ |
呼出信号の監視 |
○ |
○ |
○ |
○ |
通話時間の監視 |
○ |
○ |
○ |
○ |
外部警報入出力端子 |
× |
○ |
○ |
○ |
バッテリバックアップ |
× |
5分間 |
5分間 |
5分間 |
通報メッセージ |
30秒 |
16秒 |
16秒 |
16秒 |
案内メッセージ |
20秒 |
16秒 |
16秒 |
16秒 |
ラックマウント |
× |
19インチ |
19インチ |
19インチ |
自動切替機能 |
× |
× |
× |
○ |
Q002:他社製の音声応答装置の監視も可能ですか?
A002:可能です。電話回線の間に接続して通話電流の監視を行う方式のため、音声応答装置の種類を選びません。
Q003:PBXやTAを経由させて接続することは可能ですか?
A003:VS-801LMの場合、PBXやTAに極性反転信号の送出機能があることが条件になります。また、外国製のPBXなど呼び出し信号の形式がNTT規格と異なる場合、正しく監視を行えない場合があります。詳しくはPBXやTAのメーカー名と型番を明記のうえ、info@voistage
.comまでお問い合わせください。
VS-803LMの場合、極性反転信号の送出機能がなくても動作致します。
Q004: 故障発生時の案内メッセージや通報メッセージはどうやって録音するのですか?
A004:マイク端子からマイクで録音するか、カセットデッキなどを接続してあらかじめ録音されたメッセージを録音します。
また、VS-802LM/803LMの場合、設定ユーティリティを使用することにより、WAVファイルを設定することも可能です。その際のWAVファイルの規格は「ITU-T μ-LAW形式の8KHz(8bit)/sec サンプリング Windows WAVE形式」で、登録できるメッセージの時間は16秒です。16秒を超えるものを登録すると、超過部分は削除されてしまいます。
Q005:故障内容によってメッセージを変更することは可能ですか?
A005:できません。通報/案内メッセージとも固定です。
Q006:VS-801LM/802LM/803LMに装備されている外部警報入出力端子はどのように使うのですか?
A006:入力端子:システムのI/Oボードなどに接続し、ON(メーク状態)にすると故障通報動作を行います。出力端子:ブザーなどの外部警報装置に接続すると、故障通報装置が故障を検出したときにON(メーク状態)になりますので、外部に警報を通知することができます。
Q007:VS-802LM/803LMのファームウェアのRevisionの表示について教えて下さい。
A007:まず取扱説明書のメニュールートマップに従い、装置ディスプレイに「装置Rev.」を表示させて下さい。
(VS-802LMの場合)
装置ディスプレイ上段右端にILMPU(メイン)ファームウェアが、下段に1/2/3/4回線のILDSU(回線監視)ファームウェア・FPGA(回線監視デバイス)ファームウェアが表示されます。
(例)下記の場合、ILMPUファームウェアのRevisionは[08]、回線1/2/3/4のILDSUファームウェアのRevisionは[07]、回線1/2/3/4のFPGAのRevisionは[01]になります。
ソ |
ウ |
チ |
R |
e |
v |
i |
s |
i |
o |
n |
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0 |
8 |
0 |
7 |
0 |
1 |
0 |
7 |
0 |
1 |
0 |
7 |
0 |
1 |
0 |
7 |
0 |
1 |
(VS-803LMの場合)
装置ディスプレイ上段右端にILMPU(メイン)ファームウェアが、下段に1・2/3・4/5・6/7・8回線のILLINE(回線監視)ファームウェアが表示されます。
(例)下記の場合、ILMPUファームウェアのRevisionは[08]、回線1・2/3・4/5・6/7・8のILLINEファームウェアのRevisionは[07]になります。
ソ |
ウ |
チ |
R |
e |
v |
i |
s |
i |
o |
n |
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0 |
8 |
0 |
7 |
0 |
7 |
0 |
7 |
0 |
7 |
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Q008:VS-803LMの回線切替機能の設定について教えて下さい。
A008:VS-803LMでは、回線故障が発生すると自動的に空き回線に切替える「回線切替機能」が搭載されています。
回線切替機能には、以下の項目設定が関係します。
「自動切替設定」…故障発生時に自動的に空き回線に切替を行うかを設定します。(許可/禁止)
「切替先指定設定」…自動切替を行う場合の、切替先を設定します。(運用/予備/全て)
「切替先順序設定」…切替を行う順序を設定します。(昇順/降順)
「回線有効設定」…監視の対象とする回線を設定します。(有効/無効)
「予備系回線有効設定」…予備系に接続されている端末数を設定します。(0~8)
詳細な設定内容は、取扱説明書をご覧下さい。
Q009:VS-803LMの「故障コード16:端末電話装置による一次着信持ちきり」とはどういった場合に起こるのですか?
A009:一次着信中の正常な手続きとして、一次着信中にオフフック→オンフックを行わなければなりません。
しかし、一次着信中にオフフックを行い、再度オンフックを行わなかった場合、一次着信の持ちきりとし、故障通報装置は故障と判断致します。
また、「故障コード21:一次着信手続きせず」というのは、一次着信中にオフフックを行わなかった場合に発生します。
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