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つぎに開発チームの選定に取りかかった。7月にはコンペのための要求仕様書をまとめ、5社の候補から3社を選んで協力を募った。
その内の1社にほぼ決まりかけていたところ、情報を聞きつけたNTTデータ先端技術(株)から熱心なアプローチがあり、最終的には同社に開発を依頼することが決定した。
「NTTデータグループにおける『技術中枢』としてのプライドをかけて、ぜひこのプロジェクトに参加したかった。」と、意気込みを語るのは同社オープンソース事業部の山中ビジネスユニット長。 「社長自らによる力のこもったトップ営業、間髪を入れずにアポなしで来訪された山中さんの熱意と行動力に、同社の『本気度』を見た気がしました。」と、中渡瀬部長・西田さんも口を揃える。
山中さんはその後、プロジェクトのマネジメントを担当、開発全般のコントロールを任される。 「コンセプトやターゲットが明快なので、社内や関係者に対しても説明しやすく、わかってもらいやすかった。また、性能や機能を評価する際にも、『こだわる部分』や『割り切る部分』の見極めがつき、意思決定も早かったですね。」と山中さん。
astimaの売りの一つがCTI機能だが、その実現には同社の松澤さんが当たっている。 「CTIの業界標準インターフェースであるActiveX
CTに対応させるとともに、CRMパッケージソフトが動作するためのコンポーネントを用意しています。まずは、イリイ(株)の『BIG顧客 for
CTI』に連携させるべく、同社とカスタマイズ調整中です。」と松澤さん。
もう一つの売りであるIVR、そのコアにあたる音声認識機能の開発は、長年にわたりVOISTAGEの音声認識エンジン「Vrec」を手がけてきたNTTデータの技術開発本部が担当している。 同部の樋口さんは、「まだまだ未知の領域も多いといわれるIP電話という環境、しかも高性能な最近のPCより低いハードウェアスペックという悪条件のなか、いかに実用的な性能を確保するかがポイントとなります。一般のIVRで必要となる機能に絞り、認識性能と処理速度のブラッシュアップに努めています。」と語る。
製品最大の特徴であるAsteriskのパッケージングを担当するのは、チャットボイス(株)の上原社長だ。 同氏も実はNTT出身で、Asteriskに関してはパイオニア的存在だ。同社は、国内で出版されているたった2冊のAsterisk専門書のうち、1冊の監訳を手がけた。山中さんによると、「上原社長は、知る人ぞ知る『国内でAsteriskを流行らせた張本人』(笑)。ぜひ、プロジェクトに招聘したかった。」とのことで、ようやく実現にこぎつけた。
当のご本人は、「SIやコラボレーション、付加価値付けなどの部分で参考になることも多いので当プロジェクトに参加することにしました。具体的な仕様がはっきりと決まっていなかった段階での話だったので、『仕様が膨らむに違いない』と一部の技術担当役員からは参加を危惧する声があがったのも事実。ある部分、その通りになっていますが。」と苦笑する。
これら、NTTデータグループの技術を結集した感のあるチームによってastimaの開発が進められた。
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(左から)NTTデータ先端技術(株) 山中ビジネスユニット長、松澤さん、 NTTデータ技術開発本部
樋口さん

さまざまな用途にもオールインワンで対応

ソフトウェアのパッケージングイメージ

チャットボイス(株) 上原社長
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