| ユーザレポート > Vol.41 2004.5.31 | ||||
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| 数多くの顧客を抱え、日々膨大な数の受注を処理する企業にとって、顧客満足と業務効率化の追求は永遠のテーマであるといえる。EDI(BtoBの電子商取引)が脚光を浴びるとはいえ、中堅・中小企業にあっては、受注側・発注側ともに環境が整うにはまだ時間がかかる。さらに、受注側にとって自らの事情を顧客に求めにくい立場にあることも事実だ。大阪市生野区にあるタカヤマ金属工業では、全国からFAXで寄せられる注文を、昨年8月に導入したFAXサーバーによる電子化と2画面による入力操作で効率よく処理し、効果をあげている。取引先や同業他社からも羨望・注目されているこのシステム、詳しくご紹介していこう。 |
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| ●担当スタッフを立たせることなく タカヤマ金属工業は、樋受金具や鋼製束(建物用床下支持金物)を中心とした建築用金物メーカーだ。50年余の社歴をもち、樋受金具では全国で約4割のトップシェアを誇る。 客先は、樋受関係は販売問屋、鋼製束関係はハウスメーカー・ホームビルダー・建材問屋など、2,700社におよぶ。 高山専務に話を伺った。 「数年前から受注の手段として、電話からFAXへの切り替えを取引先にお願いしてきました。今では、約7割がFAXによる受注です。 FAXだと『言った・言わない』のトラブルがなくなり、手書きのイラストや寸法を記入した別注オーダーも受けることができます。FAXは、受注処理の精度や顧客サービスにつながる反面、受注業務の効率化という点では課題を残していました。 送られてくる注文用紙を地区別に仕分けし、担当者が受信印を押してFAXで返信、並行して受注入力処理にかかります。このため、どうしても紙とFAX機を中心に業務が進み、自席で落ち着いて業務に対応できる環境とは言えませんでした。 担当の女性たちを立たせることなく本来の受注入力処理に専心してもらい、それ以外の工程を自動化できないかと考えたのが発端です。」と、導入の背景を説明してもらった。 そこで同社は、経営コンサルタントからの紹介をうけたユーザックシステム株式会社の協力を得て、「FAX受注支援システム」を、3ヶ月間のテスト稼動を経て昨年11月に本格導入した。 「当社では、新しいシステムや機器が導入されるたびに、2〜3ヶ月間は、さまざまな不平・不満の声があがりますが、このシステムは1ヶ月もしないうちに戸惑いは収束しました。」と、高山専務。 それでは、システムが活躍する受注センターの様子を見ていこう。 |
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| ●静かになったオフィスで8,000件/月のFAX受注を処理 |
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本社受注センターは、全国を5地区にブロック分けし、地区ごとに2〜3台、計13台のクライアント端末が、FAX・電話からの受注に対応している。 |
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●システムへの高い評価と今後の拡張 同社では、4台あったFAX機を2台にし、削減した2回線分をシステムの受信に割り当てている。VOISTAGEマルチメディアカードVS-402MCがこのFAX受信処理をサポートする。 一方、送信は1回線なので、当日出荷の締切時刻である14時前後にはトラフィックが集中し、ひどいときには画面の送信操作後、実際の送信完了まで1時間近くかかってしまうこともあるようだ。 管理担当者である業務部の中野さんは、「回線の増強は検討しています。また、受注対応だけでなく、営業・新製品情報や休日案内などを一斉同報できる機能も現在ユーザックシステムさんと検討中です。 受注という受身の処理だけでなく、情報発信にもぜひ活用していきたい。」と今後の計画を話してくれた。 ここ数年間にわたり、同社の受注件数は年々2割増の伸長、取引先数は1割増の拡大を続けている。しかし、受注処理に携わるスタッフは増員されていない。 システム導入により、一見静かになったオフィスではあるが、実は前年以上の受注対応をやってのけていたのである。 「電話からFAXへ、FAXからFAX支援システムへという受注手段の進化とスタッフの頑張りがなければ対応できなかったでしょう。逆に言うと、このシステムがなかったら今頃どうなっていたことか。 導入して本当に良かったと感じています。今後は、受注数に応じたシステムの拡張や体制の充実を図っていきたい。」と、高山専務からも高い評価をいただいた。 |
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| ■システム概念図 |
| ●タカヤマ金属工業株式会社 〒544-0013 大阪市生野区巽中2-2-10 TEL:06-6757-9251 URL:http://www.takayama-kk.co.jp/ E-mail:info@takayama-kk.co.jp |
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| ユーザックシステム株式会社 オリジナルパッケージ営業部 サポートグループ 山本 光伸 TEL:06-6228-1382 FAX:06-6228-1380 URL:http://www.usknet.com/ E-mail:myamamot@usknet .co.jp |
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| ●「FAXお助け名人」としてパッケージ販売を開始 物流システムはじめ、各種受発注・Webソリューション開発を数多く手がけるユーザックシステム(株)では、今回のシステムを「FAXお助け名人」としてパッケージ化、専属の営業スタッフ2名を配置し、近畿エリアを手始めに販売を開始する。 システム開発者の山本さんは、「FAXデータベースに使用しているソフトウェアを当初のORACLEからAccessに変更するなど、低コストの追求に努めました。初年度50システム以上を目標に、ソフトウェアパッケージ価格は税込130万円〜(5クライアント)で提供しています。受注にFAX機を2〜3台以上で運用している先には必ずメリットはあるはず。すでに引き合いも多く寄せられています。」と、自信をのぞかせる。 同社は、ベストセラー「伝発名人」を筆頭に、「値札名人」「EOS名人」「インターネット名人」など、伝票発行から受発注・EDIまでを広くサポートするオリジナル・パッケージソフト「名人シリーズ」を販売している。今回が、シリーズ初のFAX対応パッケージである。 「開発にあたり、FAX対応のボードを探しましたが、ナンバー・ディスプレイ対応で、FAX処理が可能な信頼性の高いテレフォニーボードといえばVOISTAGEしかありませんでした。FAXは初めてで不安はあったのですが、開発環境も整っているし、実際の開発はまったく順調でした。」と、評価する山本さん。 「このシステム導入をきっかけに、基幹システムの改善提案にも拡がればと思っています。」 山本さんの言葉どおり、1枚の伝票から基幹システムまで、実に幅広いソリューションを提供できることが同社の最大の強みだ。 |
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